oneself 後編
それぞれの変化
あれから数週間が過ぎた。
あの日、初めて哲平のお店に行った日。
あれからあたしと哲平は、初めて真剣に話し合った。
今まで触れないようにしていた、仕事の話を。
哲平は、今はホストを辞める気はないと言った。
そして、あたしの事も応援していると言った。
異性が相手の仕事。
不安にならない訳がない。
でも、それはお互い様で。
だからと言って、お互いに遠慮して、営業を怠れば、成績は伸びない。
「俺は未来を信じてる」
哲平はそう言った。
そして、「未来も俺を信じろ」、と。
あたし達の関係は、変わってしまったんだと思った。
悲しいけれど。
淋しいけれど。
今の哲平には、あたしより仕事の方が大事なんだ。
それでも…
あたしは、未来の希望だけは信じてたよ?
あの日、初めて哲平のお店に行った日。
あれからあたしと哲平は、初めて真剣に話し合った。
今まで触れないようにしていた、仕事の話を。
哲平は、今はホストを辞める気はないと言った。
そして、あたしの事も応援していると言った。
異性が相手の仕事。
不安にならない訳がない。
でも、それはお互い様で。
だからと言って、お互いに遠慮して、営業を怠れば、成績は伸びない。
「俺は未来を信じてる」
哲平はそう言った。
そして、「未来も俺を信じろ」、と。
あたし達の関係は、変わってしまったんだと思った。
悲しいけれど。
淋しいけれど。
今の哲平には、あたしより仕事の方が大事なんだ。
それでも…
あたしは、未来の希望だけは信じてたよ?