oneself 後編
待機用のソファーに戻ると、翼があたしを待ってくれていた。
「給料もらった?」
「うん」
「よし、じゃあ着替えて帰ろっか」
ロッカーへと歩き出す翼の後ろを追いかける。
閉店時間の1時は過ぎたものの、お店にはまだ2組のお客さんが残っていた。
その隣には、ヒナタさんの姿。
あたしもいつかは、あんな風になれるのだろうか。
もしあたしがあんな風に素敵な女性になれたなら…
哲平はあたしが離れていかないように、もっと愛してくれるのかな?
ホストなんか辞めて…
「給料もらった?」
「うん」
「よし、じゃあ着替えて帰ろっか」
ロッカーへと歩き出す翼の後ろを追いかける。
閉店時間の1時は過ぎたものの、お店にはまだ2組のお客さんが残っていた。
その隣には、ヒナタさんの姿。
あたしもいつかは、あんな風になれるのだろうか。
もしあたしがあんな風に素敵な女性になれたなら…
哲平はあたしが離れていかないように、もっと愛してくれるのかな?
ホストなんか辞めて…