†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
「あぁ、悪い。大丈夫か?」
イケメン男はパッとあたしの肩から手を退かす。
「あ、はい。大丈夫です…助けて下さってありがとうございました」
あたしはペコッと頭を下げた。
「おう、次からは気を付けろよ」
イケメン男はポンとあたしの頭に手を置いた。
「はい。ではあたしはこれで…」
「あ、おい、ちょっと待て」
あたしが行こうとすると、イケメン男が思い出したように声を掛けてきた。