†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
「……でも…あたし…どうしたらいいんだろ…。岡田くんに、会いに行く資格なんて…あるのかな……」
「あるに決まってるだろ。俺達は同じチームの仲間なんだ。資格なんざ関係ない」
廉はあたしの額に軽くキスをした。
「ん……そうだよね…。ありがと、廉…」
あたしは廉の逞しい胸に顔を埋めた。
「礼なら体でよろしく」
「……っ////!な、なっ…」
思わず赤面するあたし。
廉は悪戯っぽい笑みを浮かべたまま、あたしを見つめる。
「つーか泣いてる樹里、可愛すぎ。さっきから俺がどれだけ我慢してたと思ってんだよ」
「えぇっ!?が、我慢って…」
「ははっ。ま、落ち着いたらたっぷり抱かせてくれよ」
「な、何言ってんのっ…!この変態っ……」
あたしはプイッと顔を背けた。
すると急に首筋に温かい感触を感じた。
「……ちょっ…廉…」
「俺の印。」
そう呟いて、首筋に熱く吸い付いた。
久しぶりの感触に体が震える。
「…っ、ん……な、何して…」
「ん?これから岡田の病室行くだろ?岡田に樹里を取られないようにと思って」
そう言うと、付けたばかりの痕を舐めた。
も…
病院でこんなこと……。