†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
「あ、あぁ。大丈夫だけど…」
俺は戸惑いがちに答えた。
やべぇ…樹里から誘ってくれた。
俺はかなり舞い上がっていた。
「そ、そっか…。じゃあ、仕事終わったら……」
「駐車場で待ってっから、来てくれるか?」
俺は優しくそう言い、樹里に笑い掛けた。
樹里はホントに顔を真っ赤にして、コクリと頷いた。
ダメだ…
好きだ。
すげぇ愛してんだよ…樹里……。
俺はグッと手を握った。