†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
――…
「……っ…んっ…も、う…ダメ…」
「まだ全然足りねぇよ…」
「あっ…」
ビクン、と体が強張り、あたしは廉を受け入れる。
今日、何度目かの廉の感触。
あたしが何度も限界を訴えても、廉は止めようとはしない。
今まで離れていた分を埋めるように
あたしの存在を確かめるように…
「樹里…愛してる……」
「あ、たしっ…も……んっ」
律動の合間に囁かれる、甘い言葉。
ベッドが激しく軋む度、あたしの声が部屋中に響き渡る。
もう、絶対に離れたくない。
ずっとずっと…あなたの隣にいたい。