†危険な男†〜甘く苦い恋心〜

すると雨宮さんがフッと鼻で笑った。




「寂しくなったらいつでも貸してやるよ。無料でな」




ぷっ…。




あたしは思わず吹き出してしまった。




ホントに…変な男。




「――あ、そうそう」




雨宮さんがあたしを引き留めるように話を繋いだ。




「何?」




あたしが問うと、雨宮さんは不適な笑みを浮かべた。




「お前の胸、柔らかかったぜ。Dはあるか?」




「////!!?」




ありえないっ////!




女の事情にそうやって平気で突っ込んでくるなんて…!!




「ありえないっ////!この変態!!」




あたしは大声で雨宮さんに言い、更衣室を出た。




ったく…。




あんな男の腕を一瞬でも信用したあたしが馬鹿だったわ。




< 49 / 241 >

この作品をシェア

pagetop