†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
すると雨宮さんがフッと鼻で笑った。
「寂しくなったらいつでも貸してやるよ。無料でな」
ぷっ…。
あたしは思わず吹き出してしまった。
ホントに…変な男。
「――あ、そうそう」
雨宮さんがあたしを引き留めるように話を繋いだ。
「何?」
あたしが問うと、雨宮さんは不適な笑みを浮かべた。
「お前の胸、柔らかかったぜ。Dはあるか?」
「////!!?」
ありえないっ////!
女の事情にそうやって平気で突っ込んでくるなんて…!!
「ありえないっ////!この変態!!」
あたしは大声で雨宮さんに言い、更衣室を出た。
ったく…。
あんな男の腕を一瞬でも信用したあたしが馬鹿だったわ。