†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
彼と一緒にオフィスを出て、彼の車に乗り込んだ。
「いいの?乗っても」
「ははっ!面白いこと聞くなぁ…宮崎さんは。嫌だったら最初から誘わないよ」
岡田くんは笑いながら答える。
「そうなんだ…ありがと」
あたしはシートに体を任せた。
岡田くん……なんであたしなんかを誘ったんだろ?
綺麗で可愛い女なんか…SATじゃなくてもいるハズなのに。
「……岡田くん」
「ん〜?」
「なんで…あたしを誘ったの?」
あたしは唐突に聞いてしまった。
どうしても、知りたかったから。