†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
美姫さんは桐島司令官と喋ってるし。
あたしは1人で静かにお酒を飲んでいた。
「――ねぇ!見て見て!!あの人超カッコ良くない!?」
SITの女達が騒ぎ出した。
ん?
誰だろ…。
入り口を見ると…そこには雨宮さんがいた。
あれ?
遅れてきたんだ。
あたしは知らぬフリをしてグラスに口を付けた。
するといきなり肩を叩かれた。
「――樹里」
……っ…!
あたしはビクッと反応した。