†危険な男†〜甘く苦い恋心〜

「襲われたくなかったら早く風呂入ってこい。その間に俺は頭冷やしてるから」




「……………」




やだよ、そんなの…。




あたし、大丈夫だよ?




雨宮さんなら……きっと大丈夫って思うの。




あたしは雨宮さんに近付き、後ろから抱き着いた。




そして



















「抱いて……雨宮さん…」




今にも消えそうな声で呟いた。




あたしの精一杯の気持ちだった。




< 82 / 241 >

この作品をシェア

pagetop