夕 月 夜


鈴音が不意に、自分の小指を見つめていた。


「この小指から繋がってるのかな?。

だから、鈴音達ゎ“トモダチ”になれたのかな(・∀・)」



鈴音の一言で、それぞれに自然な笑みがこぼれた。


不思議なモノだ…と、小指を見つめる。



「なんか、そう聞くとよ…。
赤い糸とかってのも、馬鹿に出来る話じゃねぇんだな」


龍馬が柄にもなくそう言うと、優一が「龍馬らしくないね」と笑う。


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