夕 月 夜




「いらっしゃいませ、相馬様」


「やぁ。鈴音、有月 お邪魔するよ。
百合香は居るかい?」



「百合香お姉様なら、只今留守にしております。
直に戻られると思いますが…、どうなさいますか?」



「そうさね…。
直 戻って来るなら、待たせてもらおうか。
鈴音、話し相手でもしてくれないかい?」



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