夕 月 夜
「は? 何をふざけた事…」
「ふざけてるのはそっちでしょ」

私は引き下がらなかった。


「あなたみたいに、親の金で遊んでいるような人に、私達の気持ちなんて一生解らないわ!!」


ガダンッ。


彼は私を壁に叩きつけた。


「…本当のコト言われたから、暴力で済まそうとでも?」

「お前にこそ、俺の何が解る!!」


彼は、私にそう怒鳴った。


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