夕 月 夜

行くべきだよな…
だが

「行った所で、入れてもらえるだろうか…」


こんな無神経な客を出迎えてくれるのだろうか…。


「男は度胸が肝心だ!!」

龍馬が俺の背中を叩いた。


「誠意があれば、伝わるさ。

おれも、今夜行くよ」


なんだかんだ言って
やっぱり龍馬と優一には助けられている気がする。


「行って来いよ」


龍馬の一言に背中を押されて、俺は決めた。


「今晩 行って来る」


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