夕 月 夜
4.Rule And Truth
「有月、心配かけてごめんね?」
全部が一段落して朝になろうとしてた頃、渡り廊下で鈴音に会った。
「ううん、鈴音 大丈夫だったの?」
「うん、大丈夫」
「よかったぁ…」
本当によかった。
次こそは、絶対に危ないと思ってた…。
けど 鈴音を信じていてよかった。
「……『友人にならないか?』って、言われたんだ」
「えッ!?」
友人…?
「昨日 あんなにモメたのに?」
「うん。
…どう思う?」