マジ?カルラブ《完》
「お前、うるせぇよ!!!
落ち付けってー」
僕を座らせるナオキは、
呆れた顔をしながら
彼女の説明を始めた。
「名前は
ナミちゃんっていうだけど、
この子もこんなに可愛いのに、
彼氏が出来なんだ。
だからお前と
気が合うかもと思ってさ。
とりあえず
タカシは気に入ったようだな」
「ナオキ!!
お前、ホント良い奴だな!」
またまた大声で
叫ぶ僕は、
ナオキのことを抱き締めた。
「心の友よー!!!!」
どこかで聞いたことのあるセリフを叫んだ。
「キモイことするなよ。離せぇ!!!!」
ナオキの声が空しく響いていた。