マジ?カルラブ《完》
②
ナオキとエミちゃんの
協力もあって、
早速今日の夕方、
ナミちゃんを紹介してもらえることになった。
僕とナオキは大学が終わった後、
エミちゃんが通う
女子大の校門の前で
待っていた。
女子大生が
何人も目の前を通り、
フワッと甘い香りを漂わせる。
「やっぱ、女子大は違うなー。
僕、何だか興奮してきちゃったー」
「お前、
女子大の校門で怪しい顔してたら、
捕まるぞ!
顔、引き締めろ!!!」
ナオキから
突き出された鏡に
自分の顔を映しこんだ。
すると
鼻の下をダラっと
伸ばした
情けない顔の僕がいた。