星砂~イツマデモキミトイッショ~
今でも、私の敵っ!!最悪で一番嫌いな人。葵弘樹は、2ー1で同じクラスの人。でも…ー私、葵弘樹を知っている…ー!?いや!記憶を無くす前に私は、葵弘樹を知っている…ー!!何だろう?この気持ち…。幼なじみでも、何か違う…ー。恋人なのー…?でも…違う。

『何、考えてるの?』
『べっ…別にッ!!何も、考えてないし。』
『俺……何だか、お前の事、知ってる気がする…。』
『はっ!?…嘘でしょ!?本気で、言ってるのー…?』
『嘘だよっ!!』

葵弘樹は、私に嘘をついた。卑怯な奴!一瞬、嫌いになったけど、なれなかった私は、葵弘樹が、好きなのー…?葵弘樹が??嘘だぁ!!風が吹いていた…ー。優しくなって吹いていた…ー。

『アンタって、不思議に思える…ー。』『性格が?喋り方が?』
『そうじゃない!!私も、アンタの事をずっと前から、知ってる…ー。だから、不思議なの!!』
『………ふうん。』
私達は、急いで教室に行った。鐘も鳴り響いた。爛が私の肩を叩いた。
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