Selfish―俺様彼氏―
ずっと無言の私と隆太。
私は、隆太と顔を合わせたくなくて顔を背けていると、隆太の大きな手で私の顔を包まれた。
そして、隆太の方へと顔を向けられた。
両方のほっぺから伝わる隆太の体温。
な…なんなの、隆太!
今までこんなことしなかったくせに!!
「なぁ…香奈、俺お前になんかした?」
「…………はぁ!?」
今までの自分の所為がわからないの!?
それって……私に対して無関心だったって事!?
…疲れた。
もう、いい。
隆太が私に無関心なら、私も隆太に対して無関心になるわよ。
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