最後の恋
「でも今の莉奈さん可愛いすぎたから俺、何するか分からんで」
椎名はそう言うと、私のおでこにそっとキスをした。
それからゆっくりと唇にも。何度も優しくキスしてくれた。
求め合う気持ちが同じだった。
もっと、もっと触れていたい。
唇が重なる度、気持ちは加速していく。
もっと欲しい。もっとキスして。
次第に激しくなっていくキスは、私から理性を奪っていった。
年の差とか、もうそんなもの、どうだっていい。
椎名がいい。
「好き…」
「俺も」
「言って?」
「好き。ほんまにめっちゃ好き…」
キスをしながら倒れこむようにベッドに沈んだ私達は、思いのままにお互いを求め合った。