最後の恋


「23⁉︎」
「え⁉︎ほんとに⁉︎」


賑やかだった店内の中で、一際大きく響き渡った声。

一斉に注目を浴びる私達のテーブル。

私の目の前には気まずい顔で苦笑いをするサキとエリがいた。


年末年始の休みに入り、実家に帰ったその日、サキからいつ帰ってくるの?とタイミング良く連絡があった。

そしてもう帰ってきていると伝えると、私の誕生日を祝えなかったし、旦那さんが子供を見てくれるから今から会おうってことになり、私達は飲みに行くことになった。

となると、エリも呼ぼう。どちらからともなくそうなり、いきなりは無理かもね、なんて話していたけどエリも大丈夫だと言ってくれて私達は久しぶりに三人でこうして集まっている。


「で?その年下彼氏の写メとかないの?」

「あ…るけど」

「早く見せて!」


エリに聞かれてそう答えるとサキが興奮気味に私をみてそう言った。


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