ハニートースト ~カフェで恋したあなた~
告白
-告白-
店に戻ると、ふくれっ面のあきら君が洗い物をしていた。
「ごめん、あきら君」
あきら君が片桐さんに何を言ったのかわからないけど、私の為に何かを言って
くれたことだけは確か。
「ありがとね。私の為に」
「別にお前の為じゃねーし」
「そう言うと思った」
バイトの帰りに食事に行く約束をした。
やっぱりちゃんと話さなきゃいけないことがある気がして。
「てか、こんなのバレたら俺と美琴別れるだろうな」
店のすぐ近くの焼き鳥屋さん。
「言い訳考えないとね。バイトのシフトのことでってことにしたら?」
「お前、バカだな。相変わらず。そんなの余計怪しく聞こえるだろ」
「そうなの?」