ハニートースト ~カフェで恋したあなた~






「俺はお前には頑張って片桐さんを想い続けて欲しかった。でも、俺がお前を好きだとかそんなことを言い出すから。だから、俺が誰かと付き合ったら誤解も解けるかなと思ったんだよ」




「ごめんなさい。本当に・・・・・・」




「謝んなよ。俺って、おかしいかもしれないけど、別に優と付き合いたいとか思ったことねーんだよ。片桐さんを好きなお前が好きだったっていうか。すっげー辛い恋なのに、いつも嬉しそうにしてるお前を見てるのが楽しかった。いつか絶対片桐さんと幸せになって欲しいって、思ってたんだよ。それは今でも同じ」







こんな人、いるの?



こんなにいい人がいるの?





世の中に・・・・・・








私には絶対に無理だ。




好きな人の恋を心から応援するなんて。





< 133 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop