ハニートースト ~カフェで恋したあなた~
「何もされてない。ただ・・・・・・誘われたの。愛とか恋とか関係なく、そういう関係にならないかって」
「はぁ??何それ。頭おかしいんじゃねーの?マジで言ってんの?何それ!!」
激怒するあきら君。
米田さんにあんなことを言われてから、道ですれ違う男の人もなんだか怖くなっていた。
あきら君も片桐さんも男の人だから、そういう欲求とかあるんだろうな、なんて考えたりして。
男の人って、愛がなくてもそういうこと・・・・・・やっぱりできちゃうのかな。
「本当なら、俺がそいつのこと殴ってやりたい。それくらい腹立つし、許せない。でも、お前が学校行きづらくなるだろうから、我慢する」
「ありがとう。私がバカだった。あきら君の言ってた通りだったね。やっぱり最初からそういうことが目的だったんだ。私が片思いしていることも知っていて、寂しい女だって思ったのかな」