ハニートースト ~カフェで恋したあなた~
体だけの関係なんて、むなしくないのかな。
何が楽しいんだろう。
やっぱりよくわからない。
「優は純粋だからな。処女だし。だから、すっげーショックだったと思うけど、そんな男は山ほどいるんだよ」
「そうなんだよね」
「俺だって・・・・・・今だから言えるけど、昔は好きでもねー女と付き合ってた。それは、エッチする相手が欲しかったから」
あきら君は、眉をしかめながら話していた。
「でもさ、お前が変えてくれたんだよ。優と出会って、優のこと好きになって、俺は今までの自分は最低だって気付いた。優のことは好きだったけど、エッチしたいなんて思わなかった。優が好きなのは片桐さんだったから。俺のこと好きじゃない女とエッチしたって全然楽しくねーし」
あきら君の素直な言葉が胸に響く。
私のことを好きになって変わった、なんて・・・・・・