ハニートースト ~カフェで恋したあなた~
「俺は男だから、平気だよ」
「平気なはずないよ。嘘つかれたり、裏切られたりしたら・・・・・・やっぱり悲しいし・・・・・・辛いと思う」
片桐さんはいつも私のことを助けてくれた。
でも、片桐さんが辛い時に、誰かが助けてくれたのかな。
男の人って、誰かに頼ったりするのかな。
「優海、お前・・・・・・優しいな。すっげー、今嬉しかった!!」
乱暴に私の頭を手で掴み、引き寄せた。
「ありがとな。そんな風に言われたことねーからさ」
片桐さんの肩に私の頭が乗ったままだった。
「今までの辛いこと全部お前に話せば良かった」
「これからは・・・・・・話してね」
「ああ。心強いな。やっぱり、お前と話してると癒されるよ」