ハニートースト ~カフェで恋したあなた~
「いつからか、わからないけど、ずっとお前のことが好きだった」
「ありがとう。夢みたい」
昨日からずっと夢の中にいるみたい。
信じられないことばかり・・・・・・
「ずっと大事だったし、守りたいと思ってた。それがいつからか、好きって感情に変わってたんだと思う。もっと早く気付いてれば良かったんだけど。ごめんな」
「ううん。嬉しい」
今で良かったんだと思う。
もっと早く気付いていたら・・・・・・
どうなっていたかな。
きっと、この“今”のタイミングが良かったんだよ。
片桐さんはたくさん恋をして、いろんな女性を見て、それでも私を選んでくれた。
そのことが嬉しいの。
「俺、キスしていい?とか絶対聞かないけど、それでもいい?」
「え?」
どういう意味?って聞こうとしたら、唇を奪われた。