ハニートースト ~カフェで恋したあなた~
キスって・・・・・・
今まで誤解してた。
何だろう。
この体温が溶けあうようなキス。
片桐さんの熱い唇が私の唇に重なる。
そして・・・・・・
舌が絡み合い、もう体に力が入らない。
魔法?
不思議な感覚・・・・・・
片桐さんはすごい力を持ってる人なんだ。
「キスしたい時は、お前からもしてこい」
片桐さんは、私の耳元に息を吹きかけながら言った。
何もかもが初体験で、もう・・・・・・私、どうにかなっちゃいそう。
「俺は、したくなったらする。覚えといて」
首筋に舌を這わせる片桐さん。
「片桐さん・・・・・・そんな・・・・・・」
「ん?キスしたいの?」
またキスをしてくれる。
キスは、少しだけ慣れた。
でも、首筋や耳にキスをされると、もうだめ・・・・・・
いろんなことが未経験な私は、片桐さんの言動全てにドキドキハラハラ。