ハニートースト ~カフェで恋したあなた~
「キスばっかするけどいい?」
「うん。いいよ」
顔を赤らめて、恥ずかしそうに笑う片桐さん。
大好き。
恋愛に慣れていると思っていた。
片桐さんは何でも知っていて、何でもできて・・・・・・
そう思っていた。
「話してくれてありがとう。もっと片桐さんが好きになった」
私も、しっかりと片桐さんを愛していきたい。
素直に。
正直に・・・・・・
隠さずに。
「俺がもっと早く優海に話していれば、あきらに電話なんかしなかったと思うんだ。だから、俺が悪かった」
「そんなことない。片桐さんは私のこと大事にしてくれてたもん。私が自信なくて・・・・・・どうしたら片桐さんを幸せにできるのかわからなくて」
「一緒にいるだけで俺は幸せだけど」
そっとキスをしてくれた。
何度してもキスっていいなと思う。
これから、私は何百回片桐さんとキスをするんだろう。
キスをするたびに思い出すね。
今日のことを・・・・・・