ハニートースト ~カフェで恋したあなた~






本音を吐き出し合えたおかげで、強くなれた。



あきら君のおかげだ。




あのまま、あきら君と向き合わずに片桐さんと付き合っていたら、きっといつか限界が来たと思うんだ。




本音を言い合えず、無理をして付き合っていたと思う。




少し会えないだけで不安になって、疑ったり嫉妬したりしていたんじゃないかな。



みゆきさんのことも引っ掛かったままだったと思う。






片桐さんの心の奥の想いを知って、私は片桐さんを信じることができるようになった。





自立したというか・・・・・・



幸せにしてもらおう、なんて思わない。





一緒に幸せを持ち寄って、幸せを2倍、3倍に膨らませたい、なんて思うんだ。





その為に、自分の生活をしっかりと。




自分の夢もちゃんと追いながら、大人の付き合いをしたいと・・・・・・





いつの間に私はこんなに成長したんだろう。





これも、あきら君のおかげなんだよね。






もう二度と会えないかもしれないけど、あきら君が残してくれたものは私の心や体に染みついていて、一生支えてくれると思うんだ。








< 289 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop