ハニートースト ~カフェで恋したあなた~




いきなり片桐さんが、私の肩を抱いた。





こんなに近いの初めてだよぉ。





片桐さんの香水の匂いがする。




男の人の匂いだぁ。



あぁ、もう倒れそう。








「あ、ごめん。俺、酔ってんのかな」





どれくらいの時間抱きしめられていたのかわからない。




私も酔ってる。



お酒と片桐さんに・・・・・・





「ごめんな。あまりにも嬉しくて・・・・・・」





ゆっくりと体が離れる。




「どうして、お前には俺の心の中がわかるんだ?」





今度はおでこをくっつけてきた。




片桐さんは酔うとスキンシップが増える。





「だって・・・・・・だって、ずっと片桐さんのこと見てたから」




あれ?



何言ってるんだろう、私。



告白じゃない?


これって。






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