青空ライン



そんなことを考えながら1人で「どうしよう、どうしよう」とアタフタしてたら



希美があたしの腕をグイっと引っ張って



『中学生の頃からずっとマネージャーやりたかったんでしょ?



そのためにあの人のために勉強だって志望校変えてまで頑張ったんでしょ?



マネージャーの話をしに行くよりも先に周りの視線の方が勝っちゃうの?



そんな周りの目なんか気にしてたらマネージャーなんてできないよ。』



と言って、「ほら、行っといで」と希美はあたしの背中を押してくれた。



そうだよね…



あたし、何弱気になってるんだろ。



周りの目を気にしてたってこれからもしかしたら周りを敵に回すようなことをするかもしれないんだから



そんなこと思ってなんかいられない!



大丈夫!あたしならできる!



『うん!…あたし部長さんに言ってくる。』



『頑張って!私はここで待ってるから。それから絶対私は裏切ったりしないから。』



その言葉が凄く強くてあたしには温かった。



あたしはコクンと頷いて、後ろ振り向かずに顧問と話してる部長さんのとこに向かった。



どうして部長さんが誰だか分かるのかって言うと、今日の部活動オリエンテーションの部活紹介で話してたから。



き…緊張する…



だけど…頑張らなくちゃ!







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