青空ライン




「診断書書いてもらったりとか、学校に提出しなきゃいけない書類がいろいろあって宮川先生にこの間いつ完治してもいいように準備しておいてって説明受けたんです。」






そういうことね。




俺、怪我してからずっと二ノ宮に頼りっぱなしだ。




まじでかっこ悪っ!




何かしないとな。




「一応聞くけど、二ノ宮自身は元気なんだね?」




「はい!とっても元気です!」




とニコニコしながら笑顔で答える。





…良かった。




俺は二ノ宮がそばで笑ってくれるなら何だってできるし。






「じゃあ俺もみんなに混じって練習して来ようかな?」




立ち上がって一度伸びをして、本当に行こうとしたら




「だーめーです!今日1日だけ我慢して下さい。


明日にはきっとドクターストップ解除されますから!」



と俺の腕を掴んで、首をフルフル振って制する。




「…分かったよ。」




やっぱだめか。



まぁ分かってたけど!




俺は今日も大人しく特別メニューをこなして、その後二人で試合形式を見ながら話していた。






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