青空ライン



翌日。




部室に行くとすでに二ノ宮は来ていてすぐにでも出発できる状態だった。





「二ノ宮早いな!」





「はい!今日掃除当番じゃなかったので。」





と今日も笑顔で言う二ノ宮。




最近良く笑顔を見せてくれるようになったなー。




俺だけに見せてくれれば…なんてな。




「俺もすぐに準備するから、そしたら行こっか?」




「はい!今日からサッカーできるといいですね。」




「本当にな。今すぐ病院までダッシュして聞きに行きたいくらい!」



「それは「ダメなんだろ?分かってるよ。途中からわざとだし。」




俺がそう暴露すると二ノ宮は頬を膨らませて一瞬怒った顔をしたけど、俺にはそれは可愛くしか見えなかった。




そして俺が準備を終えると2人で部室を出た。








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