青空ライン



「あれ?話さなかったっけ?俺、地元ここじゃないから1人暮らし。」



一人暮らし…



あたしにはできないや。



雷怖いし、暗いの嫌いだし、ホームシックになっちゃいそうだし…



「そうなんですか…」



「だからいつでもおいで。」



と優しく微笑みながら言う先輩。



「そんなこと言ってくれたら毎日行っちゃいますよ?」



「いいよ、メールとか電話より絶対会った方がいいし。」



そう言って先輩は頭を撫でてくれた。



「ありがとうございます。」



その後先輩が駅まで一緒に行く?って言ってくれたけど



いきなりバレたくないし、本当に先輩の選手生命を奪いたくなくて断ったんだ。

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