青空ライン




「良かった…もう駄目かと本当に思った。」



先輩もあたしを強く抱き締めてくれた。



「ごめ…」



あたしが無意識にまた謝ろうとしたら



「杏からその言葉しばらく聞きたくない。」



と言われたのであたしはコクンと頷いた。



抱き締める強さがいつもよりも強くて苦しい…



「先輩…苦しいです。」



そう言うと、先輩は



「今まで全然2人で会えなかったのに俺はまだ足りない」



と言って抱き締める力を緩めると今度はキスをした。



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