青空ライン
「部長~!」
あたしは屋上のドアを閉めると、部長の元に駆け寄った。
「おー!二ノ宮か。」
眠そうに目を擦りながらあたしに笑顔を向けてくれる部長。
「あっ!お昼寝するところでしたか?」
「いや、昼寝したら絶対起きれないだろうし、ただここに来たら二ノ宮が来るような気がしたから。」
部長にあたしの行動はお見通しなんだね。
じゃあ1つ相談してみよっかな?
「あの…」
「ん?どうした?何か話したいことがあるんだろ?
二ノ宮が来るときは大体そうだし。
それに今日は落ち込んでないし、泣いてもいないからいい話なんだろうけど…」