青空ライン
「ほら、行っといで!俺がみんな部室に行かないようにまとめておくから。」
「でも…」
「事情話せば済むことだろ?このことだっていずれバレてこうなるなら今言っちゃった方が楽だろうし…それにもう言っちゃったんだから一刻も早く行かないと優の怒りが増すよ。」
って冷静に言ってるけど…
あたしにとっては簡単なことじゃないのに…
今だって優の所に行くのが正直怖いし…
「…」
「俺が行ってもきっと事が大きくなるだけだよ。二ノ宮じゃなきゃだめなんだよ!なっ?」
そうだよね。
こうやって時間が経っている間だって優が部室で待ってるわけだし。
「…分かりました。行ってきます!」