青空ライン




そのうち部員も集まってきてキスコールまでされてしまった。



呆れ返った宮川先生は低い声で「あとで優と二ノ宮は俺の所に来い!」と言ってどっかに言ってしまった。


「ねぇ、優本当にいいの?宮川先生怒ってるよ。」



「杏…うるさい」



「うるさいって…んっ」



優はあたしを黙らせるかのように優しくキスをした。


「ヒューヒュー」



「熱いねー」



そんな中冷やかしの嵐の最中に優が


「この学校に来てくれて、別れてからもそばにいてくれてありがとう。



それから…俺の夢のために別れてくれてありがとう。


絶対プロのサッカー選手になるから。



もう二度と杏のこと離さないから覚悟しとけよ。」



「…はい」



別れてくれてありがとうって?思っていると



近くにいた萩原先輩が「喋っちゃった♪」って口パクで言っている。


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