青空ライン
『…それはできない!』
なんで誰だか分かんない人に
そんなこと言われなくちゃいけないの?
あんたたちもマネージャーやりたいのなら、宮川先生の所に行って入部届をもらいに行けば済む話じゃん!
『あら、そう。馬鹿な子ね。せっかく出してあげようと思ったのに。』
そう言うと複数の笑い声が聞こえてきた。
グルだ…
『いいから開けて!』
『精々頑張って!まぁもう残ってる生徒なんてごくわずかだけど。それに天気悪くなってきたし、余計にここに来る人なんて少ないんじゃない?』
そう言うと足跡が少しずつ消えて行った。
暗いとこ苦手なのに…
あたしはその場にしゃがみ込んで顔を伏せた。