青空ライン







『…それはできない!』



なんで誰だか分かんない人に



そんなこと言われなくちゃいけないの?



あんたたちもマネージャーやりたいのなら、宮川先生の所に行って入部届をもらいに行けば済む話じゃん!



『あら、そう。馬鹿な子ね。せっかく出してあげようと思ったのに。』



そう言うと複数の笑い声が聞こえてきた。



グルだ…



『いいから開けて!』



『精々頑張って!まぁもう残ってる生徒なんてごくわずかだけど。それに天気悪くなってきたし、余計にここに来る人なんて少ないんじゃない?』



そう言うと足跡が少しずつ消えて行った。



暗いとこ苦手なのに…



あたしはその場にしゃがみ込んで顔を伏せた。




< 58 / 318 >

この作品をシェア

pagetop