携帯恋愛。
*トピック、
朝日が照りつける朝7時。
通学、通勤の学生やサラリーマン達が道を行き交うこの時間。
私は、白のブラウスに深緑のパンツをはき、沸かしておいたココアを1口飲んだ。
ソファに腰を下ろし、一息つく。
家を出るまで後30分ある。
私は携帯を手にしていた。
いつものようにネットに繋ぎ、ゲームを始める。
気付くと家を出る5分前になっていた。
「そろそろ行くか~」
スニーカーをはき、かばんを持って玄関のドアに手をかけた。
外に出ると雲ひとつない。これを快晴と言うのだろうか。
「姫華~!おはよっ!」
いつものように朝からハイテンションなのはイツカの特徴だ。なんでそんなに朝からテンションが高くいれるのか不思議でたまらない。
「ねぇねぇ、今日新しい先生来るらしいよ!イケメンって噂も♪」
「へぇ~。興味なっしんぐ~」
私はそんな話題になんて耳を傾けない。イケメンだから?ってなる。
「だよね~姫華には圭祐いるもんね~」
嫌味っぽく言うイツカの目はちょっとだけ羨ましそう。
「へへ~ん」
ちょっと勝ち誇った感じ?