Ⅹ#Sound.t.DL


「それだけで良いの?」


井上は目を輝かせて言った。


「ネットでも話題になってるサウンドセラピーだけど、待ち受けをとにかく携帯に登録すれば難を逃れるって!!」


玲は自慢気に話した。


「ただの噂じゃないのか??」

俺は口出しした。


「噂を信じるか信じないかで生きるか死ぬか決まるかも知れないんだよ!!」


バカバカしいなぁ…
本当に証明された事でも無いのに。


「だったら最初からサウンドセラピーをダウンロードしなきゃ良いだろ??」


「噂を何も知らないで、死んでしまった人の気持ちを考えてよ!!!」


井上には珍しく反撃してきた。


「って何で俺にまで話が来るんだよ?陸、お前が手伝え!」


本当だよ。
部外者の俺まで引きずられちゃ困る。


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