Ⅹ#Sound.t.DL

俺も小さく体を丸めて窓から侵入した。

事務所は勿論誰もいない
寺島はすぐにRUIを探した。

「RUI…RUI!!」


━━ドクッ━━……


痛い…今までで一番痛いかもしれない…


寺島は必死にRUIをさがしている。


「貴方は何処まで足を踏み入れる気なの??」


またあの女性の声だ。
絶対RUIだ…


「まだRUIだなんて決めつけない方がいいよ?
RUIを見付けてから私って決めたら?」


酷く冷たい声が俺の体に刺さる感じがした。


< 113 / 290 >

この作品をシェア

pagetop