Ⅹ#Sound.t.DL

「とにかく私はRUIがいなくなった理由をしりたい。そして何故サウンドセラピーが広まったかしりたい…」


寺島は静かに駅の電車を過ぎていくのは眺めた。


この後、俺達は電車に乗り今日は解散した。


「寺島さん…」


俺は寺島と別れる前に呼んだ。


「なんだ?」


「何で寺島さんは俺の事を名前で呼ばないんですか??」

ちょっとした素朴な質問

寺島はニコリっと笑って言った。


「君はRUIに似てるからだよ?私はRUIの事を君と呼んでたからね?」


俺はそうなんだ。
という顔で何も言う事はなくなった。


寺島はまた明日と言って煙草を片手に歩いていった。


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