Ⅹ#Sound.t.DL


「ヤバイっチャイムなっちゃったよ…」


陸が残念そうに言った。


「今日の所はこれでおしまいだ。後はお前達で何とか出来るか?」


「抜ける気??」


玲が上目遣いで睨んできた。


「俺らのクラスは明後日テストなの!陸、お前も少しは勉強しろ?井上も…」


「でも今、親友の命も大事だから良いよ…加藤さんもいるし…」


玲と井上は手を取り合っていた。


「女の友情って奴だな!」


陸は関心していた。
俺には全く分からない。


「陸はどうするんだ?」


「手伝うよ、俺もピアノのサウンドセラピー、ダウンロードしちゃってるし…」


そうかっと言った後、俺は移動授業へと急いだ。


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