Ⅹ#Sound.t.DL

今の授業、社会科歴史。
全然頭に入って来ない…


「…集中しろ」


自分に悟っても自分が言う事聞かない。

どうしてもサウンドセラピーの事に頭をつかってしまったみたいだ。

しかも斜め前の席には神崎美帆がいた。

タイミング悪い。


もし、彼女が今死と隣り合わせだとしたら…
一体今、何を考えているんだろうか?


そんな事を考えたら時間は過ぎてしまった。

もう授業は終わり。


「神崎!神崎!!」


聞こえないのか?

彼女は読んでも振り替えってくれなかった。


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