Ⅹ#Sound.t.DL

「サナちゃんは何か思い出ってある?」


玲が井上に話をふった。


「うん。皆と同じ様に遊んだりしてたな…」


井上が話せば話す程、胸が苦しくなっていく所が俺には見えた。


「私逹で良ければずっと親友だよ!」


玲はスラッと井上に微笑んで笑った。


「女子の友情って固いよな~!」


陸が玲と井上、交互に見比べた。


「アラッ?陸にだって良い友達いるじゃん!!」


玲が俺を見た。


「ハルカ~!!ヤッパリお前か!」


陸が抱きついてきた。
まっ、ここはサービス。

今回は友情って奴を確かめるべきか。


俺は陸が離れるまで待つことにした。


「今日のハルカは優しいね…」


陸が呟いた。



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