Ⅹ#Sound.t.DL

小人数教室とはいえ、もう10人以上は勉強の為に来ていた。

広さは大体20畳ほど。
狭い狭い。


取り敢えず空いてる席を見つけ、勉強に取りかかった


「…サウンドセラピー…ヤバイよね…」


遠くの方から女子のサウンドセラピーの話題が聞こえてくる

「…5曲目のピアノのサウンドセラピー…一つの音しか鳴らないんだよね…もうピアノ演奏じゃないよね…」


耳に入ってくる。


集中しろ…

俺は勉強しにここに来てるんだ。

サウンドセラピーで邪魔されてたまるか!



「い…伊藤君…?」


< 30 / 290 >

この作品をシェア

pagetop