Ⅹ#Sound.t.DL
「今から神崎さんの所に行く?」
玲が井上に聞いた。
「それより、このダウンロード通知をどうしたら良いかな?」
「ダウンロード通知を無視しても勝手に曲がダウンロードされるならそのままにしてみよう…
他に何か分かる事があるかもしれないし…」
親友を裏切った行為になってしまうかもしれないけど…
問題を解決するためには何かを犠牲にしなければ答えはない。
「井上…良いか?」
「…分かった、じゃ私だけ美帆の所に行くよ…」
「一人で大丈夫??」
玲が心配そうに言った。
「大丈夫!今美帆の傍にいてあげられるのは私だけだから…」
井上は一人、颯爽と俺達の元を離れて神崎の元へ行った。