片思いしてます
「親たちも急に旅行なんか決めたのも悪いけど、琴子ちゃんももうちょっと自分の行動に責任もてるようにしないと」
「はい、気をつけます」
私、怒られてる。
うつむきながら、航也さんに何度も頭を下げていた。
「今度からは気をつけるように」
「はい…」
怒られて当たり前。
母がいたらきっとビンタされていた。
「もう顔あげていいよ。怒らないから」
「…」
ゆっくり顔を上げる。
じっと航也さんは私の顔を見ている。
呆れてるよね…。
なんていえばいいのかわからない。
この気まずい空気。
「どうしてこんなにバイトしてるの?」
「…公立の高校に落ちちゃって今私立の高校に行ってるんですが、うちも経済的に裕福じゃないから学費の足しになればって、自分のお小遣いもほしいし」
「…えらいね」
「…」
なんかほめられて嬉しくなった。
「でも、高校生は学業優先だから。無理しない程度にバイトしないと、有希さんも悲しむよ」
「…はい」
「はい、気をつけます」
私、怒られてる。
うつむきながら、航也さんに何度も頭を下げていた。
「今度からは気をつけるように」
「はい…」
怒られて当たり前。
母がいたらきっとビンタされていた。
「もう顔あげていいよ。怒らないから」
「…」
ゆっくり顔を上げる。
じっと航也さんは私の顔を見ている。
呆れてるよね…。
なんていえばいいのかわからない。
この気まずい空気。
「どうしてこんなにバイトしてるの?」
「…公立の高校に落ちちゃって今私立の高校に行ってるんですが、うちも経済的に裕福じゃないから学費の足しになればって、自分のお小遣いもほしいし」
「…えらいね」
「…」
なんかほめられて嬉しくなった。
「でも、高校生は学業優先だから。無理しない程度にバイトしないと、有希さんも悲しむよ」
「…はい」